情報の海で漂流中に思った事

え〜最近、私は情報の海でしょっちゅう溺れたり遭難したりします。
日々、荒れ狂い、濁流の如く流れる様々な情報を上手く乗りこなせてないんですよね。
なので、やってる事はネットサーフィンというより、ネットダイビングと言った方がいいでしょうか(苦笑

皆さん溺れません?

どうにも色んな所に目をやったり耳を立てたりして、アンテナを高く多角しようとするんですが〜入ってくる情報が膨大すぎちゃって、処理が追いつかないんですよねぇ。
特に最近のオタク界隈は、業界として成熟というか爛熟しているので、コンテンツや作品のでるスピードや量が半端無いんですよ。
コンシュマーや商業だけでさえ、これですから同人とかの二次創作からネットのネタまで含めたら、とてもじゃありませんが手が回りません。あっぷあっぷと情報の海で溺れちゃう訳。

そして情報管理

まぁ、なので必然的に、「これは私に必要な情報(作品、記事ネタ)なのか?」とふるいにかけざるをえなくなるんですが、その過程で、または結果的に、その行為を効率良くする為に、どうしても属性分けをし、『データベース消費』に陥りざるを得なくなるんですよね。しかも無意識に無自覚に。
まぁ、俗にいう『動物化』って奴ですかね。
特にエロゲーなんざ、地雷が余りにも多いので、情報収集とその一環としての属性判断がどうしても必要です。
っていうかやらないと酷い目にあいます(汗
でも、こうやってフィルタリングかけたりして、情報を切り捨てたりすると、今度は話が通じない、話がわからないって現象が増えるわけで、オタク間ですらこうですから、カタギの人の場合は言わずもかな。
どんどん、自分自身や情報がパーソナルなものになっちゃうんですよ。*1
こうして横の繋がりが断ち切れていき、コミュニケーションしやすい連中で固まりはじめ、その結果生まれた小さなコミューン(セカイ)が緩く繋がり*2、中心(主流)が無くなるのがネットワーク社会って奴ですが、中心がなくなるって事は規範(ルール)も意味や力を失うって事です。*3
客観的にメタ視すると、相対的になっちゃいますしね。


基本的に現在のネット世界は無法地帯みたいなもので、このmixiや各SNSも満足に法や管理の統制化に積極的に置かれているわけではありません。(基本放置プレイだしね)
ネチケットと呼ばれるものは、いちよは存在するけれど、何処においても通じるというわけではなく、殆どが各々のローカルルールみたいなものなわけで、
そうなると情報の保護等、自分自身を守るのは自分であり、つまり『自己責任』という考え方が常に付いて回るようになる。
ネットの構造からしても、中央や上部構造が無いのだから、そういう思考に陥るのは必然といえば必然かもしれません。

まとめ

さて、話を『データベース消費』に戻しますが、これ私が思うに個人でやるグローバリゼーションだと思うんですよね。
ネットワーク化によって、様々なモノが属性にされ、データベースに蓄積される、そして誰もがデータベースにアクセスし、取捨選択する。*4
そうして、より個人間で競争を煽られたり、カースト化されちゃったりするんですが、
はてな』とかでやってるモテ・非モテ論や中二病とかスクールカースト話って、こういう事だと思うんですよね、私は。

*1:前提として消費は外せませんよね。

*2:その為のコミュニケーションツールが『萌え』って言葉だと思うんよね、私は。

*3:『オタク』という言葉の意味が、曖昧になっていったのってこういう事なのかな?

*4:誰もがアクセスできるのって一見「自由」にも思えますが、それが企業とか市場よってに操作され用意された自由だったり。