腐女子・イズ・デッドが来る日も近いのかな?

萌えプレ:ジャンプと腐女子

エロゲーや「萌え」が氾濫し始めた時も、男性の「オタク」や「おたく」達*1は似たような事を議論したり話し合ったりしていたんだろうなぁ〜とか、思ってしまった。
うん、男性の「オタク」からすれば「いつか来た道」って奴なんじゃないかな?
例えば〜

そもそも腐女子とは影の存在であり、作品の展開に影響を与えてはいけない存在だったからです。

こういう意識、かつて年長の「オタク」や「おたく」の方々が持っていた、ある種の後ろめたさと似てません?
それが私ら20代の「ヲタク」になってくると、宮崎事件の影響をダイレクトに受けてないせいもあるのか、結構オープンだったりします。少なくとも後ろめたさは殆ど感じてないと思う。
そしてそんな後ろめたさを感じてないというか、まぁある意味で無自覚な*2「ヲタク」や「オタク」さん達が「消費」という形で幅を利かせ、それに企業や作り手も乗かって「萌え」やらなんやらが氾濫し、年々その画写もあざとくなっていき今に至るって感じでしょうか。

そして古参の「おたく」さん達は「萌えが分からん」とか言ったり、そういう流れは不味いとは思いながらも縦の繋がりがぶち切れいているので、「オタク」や「ヲタク」に諭したり自分達の思いや考えを伝えられず、資本主義の論理に流されるがままに行き着いたのがオタキングによる玉音放送

801の楽しみ方の分裂と腐女子の繋がり

ジャンプ信者の腐女子はそういうあざとさには非常に敏感ですから、ただでさえ少数派の腐女子が、「よっしゃー!思う壺にはまったろやないかー!」派と「バカにすんな」派に分かれてしまい、大ヒットが望めなくなるわけです。

この前者の「よっしゃー!思う壺にはまったろやないかー!」派ってのはどんな人が多いんでしょうかねぇ?
私の偏見なんですが、若い子やライトユーザー的な人が多いように感じます。
なので、この対立は私が思うに世代対立や消費行動の度合いの温度差みたいなのを内包していて、古参と若輩、ヘビーユーザーとライトユーザーの対立でもあるように感じてならないのですが、どうなんでしょう。

そうして腐女子向化否定派の腐女子は、自ら存在を消し、声高に801萌えを主張するお行儀の悪い腐女子をたしなめて、表に出ないことを美徳としました。

発言から思うに腐女子の方々は男性のオタク*3達とは違い、ちゃんと世代間交流ができているって感じですが、実際はどうなんでしょう?
私は野郎なので正直言って腐女子業界の事は良くわかりません。
ただ腐女子〜というか女性はどちらかというと、そのジャンルへの執着が男性より強く、カップリング一つとっても不毛な内ゲバが頻発するほどなので、自分の所属しているコミュニティやジャンル以外の事は基本的に無頓着だったり、交流がないように感じられるのですが、そのような横の繋がりが切れている中で、はたして縦の繋がりがどれだけ維持できているのか正直疑問です。
俗に貴腐人と呼ばれる古参の腐女子と、801にはまり始めた若輩の腐女子の間ではコミュニケーションはできているのでしょうか?

そして腐女子は何処へ行く?

結局の所、腐女子さん方も男性のオタク達と同様に動物化し消費にとらわれて行っているのではないでしょうか?
今はその過渡期みたいな時代で、この先〜今よりも腐女子という存在が認知され、801要素を踏んだアニメが今よりももっと放送され、BLゲーが原作のアニメが深夜枠で放送されたりして「市場」としての801が拡大されていく中で、男性のオタクと同様に消費しかできない腐女子「買い専」な腐女子が増大しコミケの3日目の男性向けのような様相が2日目にも起きるやもしれません。
秋葉原で徹夜で並んでエロゲーを買うオタク達のように、池袋で徹夜してBLゲーを買う腐女子がでてくるやもしれません。


日本という国と日本人は消費に対してあまりにも無自覚です。
金になるとわかれば、あっという間に市場にして金儲けに利用し本来あった意味は抜かれ作品は商品と化し、カルチャーはファッションとなります。
パンクは10年で、オタクカルチャーは30年で、はてさて腐女子は何年持つでしょうか?「腐女子は死んだ」と宣言される日が来るのでしょうか?
預言者じゃないので先の事はわかりませんが、今腐女子が歩んでいる道はオタクがいつか歩んだ道に思えてなりません。*4

*1:いちよここでは、世代順に「おたく」「オタク」「ヲタク」と分けときます

*2:動物化とも言うのかな

*3:カギカッコが付いてないのは、広義の意味でのオタクという意味で使っております

*4:とかなんとか言ってみたが、非腐女子の私が言っても説得力はないなぁ(苦笑