非モテとか俗に言う右傾化とか


今日もはてなは「モテ・非モテ」やら男女問題をネタに盛り上がっております。
本当、ネタにされない日はないんじゃないかと。
ちなみに最近はこんなネタで盛り上がっております「男女間の友情」で盛り上がるはてな界隈

毎日、飽きもせず「モテ・非モテ」で盛り上がれるのは、それだけ「モテ・非モテ」議論が、多くの人を引き付け、繋がる事のできる非常に優秀なコミュニケーションツールだという事なのでしょう。

非モテはオタクでもサブカルでもないカウンターカルチャー

Welcome To Madchester - ルサンチマンがなくなる日

これは私が昼間、職場で展開される事を日常をそのまま文章にしているだけなんですが、ともかく、この広い意味での「生き辛さ」や「素晴らしい人々」への違和感表明こそが非モテだと私は思っています。まぁ異性にモテるモテないというのはいわゆる非モテ問題のかなり大きなウエイトを占めているとは思うんですが、それだけではないと。中絶が是か非かだとか、日本を愛する愛さないだ、M2われらの時代だ、桜井亜美だ、上野千鶴子だなんていうのは私にしたらそれこそホントどうでもいい話なんです。

オタクにもサブカルにもなれず、「狂人」のレッテルを貼られた人間がどうやって生きるか、生き辛さをどうやって解消していくか、そういう話だと思っていました。その回答が恋愛だけにあるはずはないという確信が私にはあります。当事者性のない人間のアホな物言いだと罵っていただいても構いません。でも、童貞じゃなくなってもCクラス的妄想やCクラス的ルサンチマンは全然なくならなかったよ、私は。ルサンチマンがなくなる日なんて多分来ない。でも、それでもいいんです。

あ〜なんかコレを読んでいますと、自分がかつて小林よしのりの「戦争論」に感化し、ネットに出会い嫌韓・嫌中や反「左翼・サヨク」、反反戦に向かっていた時の事を思い出します。
あの時は、旧来の親や教師や社会の常識や価値観に馴染めず、かといって自称進歩的知識人達の言葉や薄甘ったるい偽善的な運動にも懐疑的でした。
そんな中、戦争論と出会いネットの情報に触れ、先の両者とは違うもう一つの道というか手段を知ったというか、違和感表明ができたというか・・。
もちろん、引用先で「まぁ異性にモテるモテないというのはいわゆる非モテ問題のかなり大きなウエイトを占めているとは思うんですが、それだけではないと。」とあるように右傾的な流れをそれだけで説明するつもりもありません。


嫌韓嫌中や反サヨクカウンターカルチャーとして働き、色んな人の不満や思いを吸収し繋がる事が出きるように、「モテ・非モテ」議論もまた、オタクやサブカルはもちろん、オタクやサブカルにもなりきれなかった人を含めて様々な人が参加でき、繋がる事ができるカウンターカルチャーなのでしょう。
しかも両者はお金を使わずに、つまり消費を必要としないので余計使いやすい。*1
そして色んな多くの人が参加しているので、非モテ嫌韓嫌中や反サヨクも非常に炎上しやすいのです。もう、ある種の「芸」になってる所もありますしね。

最後に

まぁ、こんな日記を書いちゃうと非モテからも、俗にネット右翼と呼ばれる方々からも叩かれそうですが、私自身が一番言いたい事は、それらのコミュニケーションツールやカウンターカルチャーが無ければ多様な人々が繋がれないほど、私達は(特に若者は)共通言語を失っているという事。もっといえば分断されてるのです。
そして旧来の価値観や思想ではカバーできない、生き辛さや違和感を持った人が大勢存在し、そうした不満や違和感を表明できる場所が、今の日本の社会には、リアル世界には殆ど無いという事でもあるのです。

*1:例えばゲームや漫画で盛り上がる場合、そのゲームや漫画を消費しないとコミュニケーションに参加できないorしにくいですよね