いい加減、この手の人達は退場してくれんものかねぇ。

銃口を突きつけられているのは「彼等」ではない。「貴方」だ。〜「論座」4月号『「丸山眞男」をひっぱたきたいへの応答』雑感 - 想像力はベッドルームと路上から


今更、コテコテ既製左翼のダメさ加減に驚きはしないけど、ここまで鈍感だと本当、呆れると言うかなんというか。
ま、今に始まった事でもないけどさ。
うん、そう「戦争論」辺りから良く目に付く、ダメ左翼の晒し芸。表面的な事象や単語に脊髄反射するだけで、壊れたテープの如くに同じような事を繰り返すだけの左翼芸。同じような事ばっか繰り返してるから、今やすっかりネタや芸にされちゃって。

既製左翼は現代のファリサイ派

赤木氏の論説は、実は古典的階級闘争の主張である。ブルジョアは打倒されなければならない、無産階級よ、立ち上がれ! 秩序よ、逆転せよ! という咆哮である。左翼言論人にとってはキリストのような人(マルクスパウロってことにしよう)が再来している。「戦争」という表現をとったからと言ってそこにちまちまこだわるのは、キリストのレトリックの細部を云々しているのと一緒だ。ばかなことを言ってはいけない

http://blog.goo.ne.jp/circusmanx/e/7b96670f21077b8fc49a666f875bb608

キリストかぁ、上手い事言うねぇ。
なら「応答」で答えている既製左翼達は、ファリサイ派サドカイ派かな?
なるほど、自分達を支配しているローマやヘロデ王よか、口先ばかりでちっとも御利益の無い連中の方がムカツクわな。
律法に拘りすぎて、形式主義的、偽善的になちゃっている所が何か本当日本の既製左翼みたい。ファリサイ派は、日々飢えて、安息日の細かい事なんか殆ど無関心であったユダヤの下層民衆の人間性とかを考慮しなかったが、それと似たような状況だよなぁ。

「怒り」を向けているのは赤木氏だけじゃない

しかし、この調子だと既製左翼のお歴々は若い左派や左翼からも「怒り」の対象になっているって事も気付いてなさそうだな・・・。


私の知り合いに同年代の、社民党に入ってる奴や、色々と運動や労働問題とかに取り組んでる奴等がいるんだが、彼等の上の世代、つまりは「応答」とかで答えている既製左翼や、色んな組織や団体でふんぞり返っている年寄り左翼連中への怒りというか憤りは、結構な物ですわ。


まぁ、そりゃそうだよね。20代で若い分、世間の空気や状況には敏感だし、脳味噌も硬直してなければ、下手な「思い出」や「思い入れ」も無いから、左翼を取り巻く問題点に対してもちゃんと認識しているし、批判に対しても真摯に答えたり、答えられなくてもそれを受け止めるだけの器量はもっている。
そして、だからこそ問題点を改善したり、もっと支持者を増やそうとしたり、労働問題ならば、パートやバイトの人達の為の相談所やユニオンを作ろうとするのだが、そうした若い人達からの、新しいやり方や積極的な案に耳を貸したり、理解を中々示そうともしない、あまつさえ握りつぶしたり妨害すらしてくる連中もいる始末。*1
しかしだからと言って、そんな既製左翼を完全に無視する事はできないからねぇ。連中何だかんだで金や権力、コネを持っているし・・・。
まぁ、そんなこんなで若手の左翼の中には既製左翼に対して、赤城氏同様に「怒り」を向けている方々もいるわけです。自分達と近しい思想の若者からも嫌われ煙たがわれてんだから、そりゃ既製左翼は若者からどんどん支持失うわな。右傾化云々とか言うけど、ただ単に既製左翼に失望し、既製左翼的な思考やアプローチの仕方を嫌ってるだけなんじゃねぇの?*2


まぁ、私自身は既製左翼に対しては、もはや期待する物は何も無いですわ。
有るとしたら、とっとと引退してもらって後進や若い人達に機会を与えてやってくださいって位だね。いい加減代わり映えしない運動や思想業界の「顔」にはうんざり辟易しているんで。

*1:既存の党や組織に所属せず、自分達で勝手にやっているのに難癖つけて妨害してくる輩もいるんですってよ

*2:この手の話は散々言い尽くされているだろうけど、全然状況が変わらないのはどうしたものか、いい加減気付いてるはずなんだがなぁ