新しい同盟(の予定?)とそこの軍隊

http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/2007-03-14T061038Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-250988-1.html

わぉ!就活やらなんやらにかまけていて知らなかったよ!
これはアメリカ以外では、戦後初の準同盟関係が生まれたって事?
国際条約じゃないし、日米安保とは赴きが違うけど、これはかなりのビックニュースじゃないかい?
なんで、あんま話題にならないんだろ。
世間じゃ飛行機の胴体着陸や「なんとか還元水」の話題ばかりでしたが、いつのまに・・。

ちなみに問題の中身が、これです。
外務省: 安全保障協力に関する日豪共同宣言(仮訳)

北朝鮮問題における更なる協力と、国連での常任理事国入りで日本を支持する事が明言され、さらに集団的自衛権の問題が片付けば、そのまま日豪による同盟にまで結びつきそうな感じですねぇ。*1
協力の分野に「国境の安全」や「海上及び航空の安全確保」が入ってるのは意外でしたわ。
ってか、そうなると南太平洋一体や、オセアニア近辺も、安全保障の枠内であり自衛隊の活動範囲に入るのかな?
防衛省への昇格に伴って、自衛隊の本来任務に海外派遣が入りましたが、これもそれと連動してなのでしょうか。
なんか聞いた話じゃ、オーストラリアではすでに自衛隊の駐留問題が議論されているとか、って〜事は、あれかい?オーストラリアでヤキマのような演習や訓練ができるのかな?
オーストラリアは日本に近いし、時差もないし、短期間の訓練地としては丁度良い場所だぁね。

この日豪の宣言は実に軍事的な色合いが強く、背景には米軍再編やらが絡んでいるんでしょう。
将来的には、これにインドやらアセアンが加わっていくんでしょうかね?

んで、くだんのオーストラリア軍はというと・・。

そうそうオーストラリアといえば、こんな話しがありましたね。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/12/11/20061211000036.html

 ロイター通信は8日、「豪政府は450億ドル(約5兆2300億円)規模の大型先端兵器購入を推進している」と報じた。このほど大規模兵力・装備の遠距離輸送が可能なC17(グローブマスター)輸送機を購入した豪政府は、ステルス機能や最先端装備を備え、「西側最高の戦闘機」と評価されている次世代戦闘機 F35機100機の購入計画も立てている。

 また2012年までに15億ドル(約1740億円)で空母2隻を購入することも決め、現在フランス・モデルとスペイン・モデルを検討中だ。さらに遅くとも2014年までに巡航ミサイル、M1A1戦車59台、攻撃型ヘリコプターを導入することにしている。これが実現すれば、すでに世界第11位の軍事大国(国防費支出基準)であるオーストラリアは、強力な少数精鋭軍を持つ国に生まれ変わる。

最近のオーストラリアは、ハワード・ドクトリンやらなんやらで、結構な勢いで軍拡と再編を行い、かつてのような英米頼りの篭城的な国防から、積極的に不安定な周辺地域に介入するやり方にシフトしてきました。*2
将来的には即応展開能力を有する、かなり強力な軍隊を持った軍事大国へと成長するでしょう。
にしても空母とはまた豪気な(笑

*1:もちろん9条の問題やらなんやらね

*2:とは言っても最重要の目的は今も豪州本土防衛ですが