読者モデル化する、大手サイト管理人


http://blog.livedoor.jp/gakidama/archives/50910471.html

難民コミックス、そういえばDMCの一巻とかも発売当初は中々置いてある書店が無くて、探すのを苦労したっけか。まぁ、ほにゃらら難民〜って感じで、漫画に限らずゲームとかグッツとかでも、こういうの良く見るよねぇ。オタクはネットに良い意味でも悪い意味でも、良く影響されるから、大手サイトで取り上げられれば、それなりの効果が生まれるのは当たり前の話ではあるけど・・・。

ここからちょっと話が脇道にそれて私というサンプルの話なんですが、売り込みというのがないかというと「ある」が答えじゃないでしょうか。まぁ、ニュースサイトへの売り込み(タレコミ)メールというのは昔からあることなので今更でしょうけど。飲み会の席での売り込みも「ない」と言ったら嘘になるでしょうね。まぁ、あるといっても「単行本出るんでヨロシク!」という社交辞令的なものがせいぜいですが。(少なくとも私が経験した範囲では)

http://d.hatena.ne.jp/furan/20070219/1171856023

あ〜やっぱりあるんだねぇ、そういう事。
思ったんですけど、これって構造的に女性誌の読者モデルと同じじゃないでしょうか?
読者モデルってのは、女子大生やらOLとかの肩書きで、一般読者として誌面に出てくるモデルの事を言うのだけれど、彼女達はファッション雑誌や女性誌で服装や生活スタイルを公開し、それが、まぁ宣伝になっている訳で、最近では、この女性誌と読者モデル、そしてブランドやメーカーが結託して、あからさまな読者ショーやったり、色々ブーム作ったりして消費を煽っている訳です。*1

大手のレビューサイトやオタク系サイト*2の管理人さん達も、自分の消費スタイルをレビューという形で自分のサイトやブログで晒し、商品を紹介し、それが、まぁ宣伝になっているわけですから、結果的には同じ事をやっていますよね。*3
女性誌の読者モデルほど、あからさまに結託している訳でもありませんし、自分の好きでやっている方が大半でしょうけど、売り上げの上昇にある程度寄与してる訳ですし、将来的にはメーカーや出版社と結託し、それで収入を得る者がでてくるやもしれません。*4
っていうか、私がメーカーや出版社の人間なら、まず間違いなく使いますね。
色々漫画やアニメを紹介してもらうだけではなく、自分の担当している雑誌や、フリーペーパーとかに記事や絵とかを依頼したり、そうすれば〜管理人さん達が、それを自分のサイトとかで紹介したり報告したりして、宣伝になる。


まぁ、これだけ無駄にコンテンツが生産されて飽和しちゃあ、何を消費して良いかわからなくなりそうだし、そういう意味ではオタク的消費スタイルの指標として、大手サイト管理人が読者モデル化するのは必然なのかもしれませんね。

*1:しかもこの読者モデル達はブログを持ってることが多いんですが、その内容がビューティー、トラベル、ダイエット、ファッション、グルメ、etcetcみたいな女性誌が扱っているテーマと殆ど変わらないというか。

*2:個人ニュースサイトとかも含む

*3:逆に言えば、オタクの消費の仕方が、若い女性と大して変わらなくなってきているって事でもあるよね

*4:ある意味、オタクにとってネットは雑誌やカタログの役割を果たしているのかも