グレンラガンはオタクの世代交代劇に見えた

とりあえず15話まで見たグレンラガンの感想なんだけど、15話までのグレンラガンって決断主義のオタク達がセカイ系のオタクを打倒する話しなんじゃないかって思えてきた。
セカイ系のオタクってのは、ようは螺旋王の事なんだけど、彼のやってることって、凄くオタクっぽいんだよね。自分の思い通りになる獣人達だけの世界を作り、自我を持たない人形のような女達に囲まれ、そうではない自我を持つ人間達を地下に排除する。そして人間達に絶望している。なんか自分のセカイに閉じこもって、萌えキャラ消費してるって感じだわ。


そんで、それを打倒した決断主義のオタクであるシモン。
シモン自体も、内向的で穴掘りばっかしていて、凄くオタクっぽいんだが、彼はカミナやニア達によって励まされ、支えられしっかりと決断し行動する決断主義のオタク。
そしてシモンの覚醒(決断)に深く関与しているカミナとニアだけど、この二人は良く周りを見ている。
特にニアは、あっという間にグレン団に適応し、シモンを理解し周りがシモンを見捨てようとしている時も、シモンを励まし彼を信じた。*1
そしてシモンは見事、カミナの死を乗り越え覚醒し、いまや大グレン団を引っ張る存在に成長し、ついには螺旋王を打ち破った。
まぁだから、決断主義+適応能力というか空気を読む能力というか、そうした能力というか意思を持った新しい時代のオタクが従来のセカイ系のオタクを打ち破る話しなんじゃないかと私は思ったのよ。*2


ってなわけで、15話まで見た感想ではあるけれど、グレンラガンという作品は、もしかしたらエヴァで大量のセカイ系にはまるオタクを生み出してしまった、ガイナックスなりの返答、またはケジメなんじゃないかと思ったりなんなり・・。*3

*1:13話でもヨーコを信じていたね

*2:でも16話以降はどうなるんでしょうね

*3:螺旋王の乗ってた機体、なんかEVA初号機に似てるしさ